素数大富豪のルール冊子を作成した話
はじめに
この記事は素数大富豪アドベントカレンダーの19日目の記事です。昨日の記事は
ふみ川まうり🍳 さんによる私と推しと素数 - ささやかなふみ川でした。推しへの愛が深いですね。
はじめまして、こんにちは北大素数大富豪同好会 です。*1
話は遡ること6月、北大祭(楡陵祭)にて「素数大富豪で遊ぼう!」という企画で出展しました。素数大富豪を実際にプレイしてもらい、楽しさを知ってもらう企画でした。来客数300人以上の盛況で、老若男女が素数大富豪に興じている様子は圧巻でした。学祭の詳細な報告は素数大富豪研究会2019にて行ったので発表に用いたポスターのPDFをアップロードしておきます(掲載許可済み)。
素数大富豪のルール説明は難しい(?)
- 札を並べて数字を読むという珍しさ(特にT,J,Q,Kの絵札の読み方など)
- 通常の大富豪と違い山札がある
- 楽しむポイントがわかりづらい
- 合成数出しまわりの話がややこしい
学祭で使用したハンドアウトについて
具体的に良かった点をあげると
- 自分のターンに出来ることが明確になっている
- 文字が少なくてわかりやすい
- 喜ぶという、素数大富豪の楽しみ方のポイントがきっちり書かれてる
素数だったら喜ぶと書いておくと、皆さん素数を出したとき本当に喜んでくれたので良かったです。盛り上がりどころを明示する重要性を痛感しました。
ハンドアウトのおかげもありスムーズなルール説明ができました。
ルール冊子を作った
etc……
これらルール説明があるなか、このルール冊子にどれほど需要があるか定かではありませんが、紙媒体でルールがあるといつか誰かの役立つかもしれないと思いました。
一応この冊子のみで初心者だけで素数大富豪ができるように心がけました。*4初心者同士が集まって素数大富豪をするといっても、発起人がしっかりルールを把握しておくというハードルは案外高いと感じます。そんなときに、この冊子を印刷していけば良いと思います。紙で詳細なルールを持っておくと、安心できるのではないでしょうか。初心者がしがちな大抵の質問に答えられるようになっているはずです。(とはいっても想定外の質問が飛んでくるのが世の常なのですが……)
先日の素数大富豪アドベントカレンダーの記事で二世さんが素数大富豪のイベントを開催する方法について語っておりました。このような場で役立てていたただけるとありがたいです。
漏れのない記述をしたつもりですが、漏れ・間違いについてはご指摘ください。*5使ってみた感想も大歓迎です。
この度公開した冊子は素数大富豪の発展のために自由に使用、参考、改変、リメイクを歓迎します。一応wordファイルも上げておきます。これから素数大富豪を始める人の一助となれば幸いです。
*1:本当は個人のブログで公開しようと思いましたが、公共性が高そうなので同好会のブログを立ち上げた次第です。記事の執筆は会長のOTTY によるものです
*2:学祭では素数についての説明は別に行ったので、ハンドアウトには素数の定義等々は書きませんでした
*3:ジョーカーの位置を変更しておいて特殊ルールを説明しなくてもとりあえずゲームができるようにしました
*4:いままで、素数大富豪のルールの伝わり方が主にイベントだったり、経験者を介してのものだったり人から人の伝達が多かったように感じます。そのような場ではルールだけではなく、雰囲気や暗黙知の共有が行われます。この冊子ではそういう部分の言語化も図りました
*5:指数の指数乗出しについてが抜けているのを発見しましたが、細かすぎるのでとりあえず問題ない、ということにしました